マサラとは?カレー粉やガラムマサラとの違いや配合を徹底解説
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結論から言えば、マサラ(Masala / मसाला)はヒンディー語をはじめとする南アジア言語で「様々な香辛料やハーブを調合したもの」を指します。コリアンダーやクミンといった特定の植物の名称ではなく、日本でいう「合わせ調味料」や「七味唐辛子」のような概念です。
インドの食文化において、マサラは乾燥させた粉末状の「ドライマサラ」だけでなく、生姜、にんにく、玉ねぎ、青唐辛子などを油や水分と一緒にすり潰したペースト状の「ウェットマサラ」も含みます。現地の家庭料理では「大さじ1杯のマサラを入れる」という画一的な手順ではなく、その日の食材の状態や気候、食べる人の体調に合わせて、スパイスラックから数種類を選び出してその場で調合するのが本来の姿です。
アーユルヴェーダ(伝統医学)の思想が根底にあるインド料理では、スパイスは単なる味付けではなく、消化を促し身体の巡りを整える「薬膳」の役割を担っています。素材の持ち味を引き出し、薬効を最大限に高めるための調合技術こそがマサラの本質といえます。