鬼滅の刃・継国縁壱の強さの秘密と悲劇の真相|無惨を圧倒した理由を徹底解明

鬼滅の刃・継国縁壱の強さの秘密と悲劇の真相|無惨を圧倒した理由を徹底解明の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

無敵の武力を神から与えられながら、縁壱の人生は痛ましいほどの喪失の連続でした。彼が望んでいたのは「家族と静かに暮らし、慎ましく生を終えること」ただ一つだったからです。

戦国時代、武家に双子の弟として生まれた縁壱は、不吉の印とされた痣を持っていたために忌み嫌われ、部屋も衣服も兄・巌勝とは明確に差別されて育ちました。母の死を契機に出奔した縁壱は、山中で家族を伝染病で亡くした少女「うた」と出会います。10年の歳月を経て夫婦となり、新しい命を授かった日、縁壱が産婆を呼びに行っているわずかな留守の間に、うたと胎内の子は鬼によって惨殺されてしまいました。

愛する者の亡骸を抱いたまま幾日も呆然と過ごした縁壱は、鬼殺隊の剣士・煉獄家の先祖と出会い、鬼を絶滅させるために刀を握ります。鬼殺隊に合流した縁壱は、剣技に伸び悩む隊士たち一人ひとりの骨格や得手不得手を見極め、日の呼吸から派生させた「水・炎・風・岩・雷」の基本呼吸法を伝授しました。これが鬼滅の刃における始まりの呼吸の歴史です。

しかし、この圧倒的な才能こそが、実の兄である継国巌勝を底知れぬ狂気と絶望へ突き落とすことになります。幼少期から文武両道に励み、武士としての誇りに生きていた巌勝にとって、鍛錬もせず自分を軽々と超えていく弟・縁壱の存在は、自身の存在価値を根本から否定される耐えがたい屈辱でした。

「私はお前になりたかったのだ」――後に上弦の壱・黒死牟となった巌勝が抱え続けた激情は、単なる嫉妬を超え、神への呪詛へと昇華していきました。縁壱が兄を敬愛し、幼い頃に兄から貰った不格好な笛を一生涯大切に懐に忍ばせていた事実すら、巌勝にとっては自尊心を鋭利に切り刻む刃でしかなかったのです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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