名脇役・野間口徹の軌跡!医者家系の真相と家族に捧げる素顔に迫る

名脇役・野間口徹の軌跡!医者家系の真相と家族に捧げる素顔に迫るの特集記事を解説します。最新トレンドが詰まっています。

上京後の生活は、思い描いたような華やかな舞台とは程遠いものでした。1999年には、劇団毛沢山の盟友であった竹下宏貴や大牟田敬飛とともにコントユニット「親族代表」を結成。日常の些細なズレを緻密な会話劇に昇華させるシュールでハイセンスな笑いは舞台関係者の高い評価を得ていたものの、それだけで生活費を賄うことは到底できませんでした。

野間口徹の過酷な下積み時代は30代半ばまで続きます。東京・高田馬場の居酒屋などで週5日以上のシフトに入り、調理や皿洗いに追われる毎日を送っていました。30歳前後の若い頃には、舞台やCMにわずかに出演していたため、居酒屋の客から「テレビに出ている人ですよね?」と声をかけられることもしばしばありました。自身の夢と現実の境遇とのギャップに苦悶しながらも、決して舞台への情熱を捨てることはありませんでした。

そんな長いトンネルを抜け出す転機となったのが、2007年に放送された岡田准一主演の連続ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』です。オーディションで抜擢された野間口徹は、冷酷で不気味な存在感を放つ公安部ナンバーツーの田中一郎役を怪演。感情の読めない表情と不穏な佇まいは監督やプロデューサー陣に衝撃を与え、当時34歳にして一気に映像業界のトップクリエイターたちの注目を集めることになりました。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest