ポメラニアンの毛がごっそり抜ける真相|換毛期と脱毛症の見分け方と対策
ポメラニアンの毛がごっそり抜ける真相|換毛期と脱毛症の見分け方と対策の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
ポメラニアンの被毛は、太くて硬い上毛(オーバーコート)と、柔らかく保温性に富んだ下毛(アンダーコート)の二層からなるダブルコート構造を持っています。この特殊な毛構造こそが、抜け毛の多さと特有のトラブルを引き起こす根源です。
抜け毛が急激に増える最大の要因は、季節の気温変化に適応するために起こる換毛期(春:3〜5月頃、秋:9〜11月頃)です。特に春の換毛期には、冬を越すために密生していたアンダーコートが一気に抜け落ちるため、手のひら大の毛玉が毎日取れることも珍しくありません。これは体温調節のための正常な生理現象であり、皮膚に赤みやフケがなく、抜けた下から新しい毛が生えてきている状態であれば過度な心配は不要です。
一方で、生後4ヶ月から8ヶ月頃の子犬期に見られる「猿期(さるき)」と呼ばれる劇的な生え変わりも存在します。顔周りや胴体の毛が一気に抜け落ち、顔の中心部分だけ毛が残って猿のように見えることから名付けられた現象です。多くの飼い主が突然の変貌に驚きますが、これはパピーコートから大人のしっかりとした被毛へ移行する自然なプロセスであり、通常は生後1歳前後までに美しい成犬の毛並みへと生え揃います。