化学防護服のレベルA〜Dの違いとは?命を守る選び方とJis基準

化学防護服のレベルA〜Dの違いとは?命を守る選び方とJis基準について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をご覧ください。

労働安全衛生マネジメントおよび現場統括の観点から導き出される、化学防護服の最終的な選定・導入判断基準を整理します。

導入を強く推奨する現場・選択すべき基準

  • 特別有機溶剤、強酸・強アルカリを日常的に扱うプラント:JIS T 8115 タイプ3以上(液体密閉)かつ、SDS記載成分に対する透過データ(破過時間480分以上)が取得されているデュポン・タイケムシリーズや重松製防護服を標準配備すること。
  • 緊急初動対応が求められる防災組織・自衛消防隊:未知のガス濃度上昇に対応できるよう、レベルA気密服と自給式空気呼吸器(SCBA)を常備し、年2回以上の定期気密試験と着脱訓練を実施している体制を構築すること。

安易な選定を見直すべき現場・注意が必要なケース

  • 「コスト優先」で汎用不織布カバーオールを薬品現場に流用しているケース:粉じん用(JIS タイプ5)や医療用ガウンを有機溶剤飛散リスクのある現場で使用することは、安全配慮義務違反に該当するリスクがあるため即刻中止すべきです。
  • 着脱訓練や除染プロトコルが策定されていない現場:どれほど高価なレベルA防護服を導入しても、脱衣手順の不備があれば作業者は被ばくします。装備の購入と同時に、手順書の明文化と教育訓練をセットで導入してください。
佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest