すぐ枯れるのはなぜ?プロが教えるパセリの育て方と長く収穫する極意
すぐ枯れるのはなぜ?プロが教えるパセリの育て方と長く収穫する極意について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。
パセリを健全に育てるためには、苗の植え付け時における環境設定が収穫の成否を分けます。ベランダや庭先で行うパセリの育て方(プランター栽培)における基本設計を整理しました。
まず意識すべきはパセリの日当たりと置き場所です。パセリは日光を好みますが、真夏の強光には耐えられません。春・秋・冬は日当たりの良い南向きの場所に置き、日照が強まる6月下旬〜9月上旬は「午前中のみ日が当たり午後は日陰になる半日陰」や「遮光ネット(遮光率50%程度)の下」へ移動させるのが理想的な管理方法です。
栽培の土台となる用土と容器選びでは、以下の基準を遵守してください。
- プランターのサイズ:直根性のパセリは深さを好みます。1株あたり深さ20cm以上(6号鉢以上)の深型容器を用意し、根がストレスなく下へ伸びるスペースを確保します。
- 土作り:市販の元肥入り野菜用培養土に、水はけを向上させるため赤玉土(小粒)やパーライトを1〜2割混ぜ込むのが効果的です。酸性土壌を嫌うため、自作の土を使用する場合は苦土石灰を1㎡あたり100g程度混入してpH6.0〜6.8前後に調整します。
- パセリの連作障害対策:パセリはセリ科の植物(ニンジン、セロリ、ミツバ、パクチーなど)と強い連作障害を起こします。同じ土や同じ場所での栽培は1〜2年あける必要があり、プランター栽培では必ず新しい土を使用するのが鉄則です。
種から育てる場合、パセリの種まき時期は春まき(3月下旬〜5月)と秋まき(9月〜10月)の年2回存在します。発芽適温は15〜20℃前後です。パセリの種子は発芽に光を必要とする「好光性種子(こうこうせいしゅし)」であるため、種をまいた後は土をごく薄く(種が隠れる程度に2〜3mm)かけるだけに留めます。発芽まで10〜14日ほど日数を要するため、その間は用土を絶対に乾燥させないよう霧吹きや底面給水で慎重に管理します。