金相場の10年後予想は暴落か高騰か?プロが教える売買タイミングの真相

金相場の10年後予想は暴落か高騰か?プロが教える売買タイミングの真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

投資判断を下すには、短期的な値動きに惑わされず、金相場の過去推移30年という長期的なタイムフレームで資産価値の推移を俯瞰することが不可欠です。以下は、ゴールドと主要金融資産の長期パフォーマンスおよびリスク特性を整理した比較データです。

資産種別 / 指標過去30年の価格推移・リターンインフレ・有事耐性編集部の見解・投資適性金(国内円建て現物相場)1990年代後半の約1,000円/g前後から約10〜15倍へ大幅上昇極めて高い(実質資産としての保全機能が発揮される)通貨希薄化に対する最強の守り。配当はないため保有比率は5〜10%が適正世界株式(MSCIワールド等)ITバブル崩壊やリーマンショックを経て年率7〜9%程度で成長中〜高(企業の価格転嫁力に依存するが成長性は随一)資産形成の主軸。複利効果と配当再投資による富の最大化に最適日本国債・定期預金ゼロ金利・マイナス金利政策下で実質リターンはほぼゼロ極めて低い(インフレ進行時に実質購買力が大幅に目減り)生活防衛資金の確保に留めるべきであり、10年単位の長期保有は実質目減りゴールドETF(上場投信)金現物価格にほぼ連動(信託報酬0.1〜0.4%が控除される)高い(ただし金融システム完全崩壊時の現物引出には制限あり)手数料が安く流動性が抜群。NISA成長投資枠などを活用した運用に向く

過去30年の長期データから明らかな事実は、金が「短期間で一攫千金を狙う金融商品」ではなく、「通貨価値の下落(インフレ)から購買力を守り抜く保険」として機能してきたという点です。1990年代末に底値を記録して以降、金融危機や量的緩和政策のたびに底値を切り上げてきた歴史は、10年後の価格帯を考える上での強固なファンダメンタルズとなっています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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