100円ローソン減少の真相と現在地|普通のローソンとの違いを徹底解剖

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「近所の店舗が突然閉店して不便になった」という消費者の実感は、公開されている客観的データとも合致します。運営会社が公表する決算資料や店舗データによると、ローソンストア100の店舗数は2010年代半ばのピーク時に約800店舗規模を誇っていましたが、2026年現在の国内店舗数は約600店舗前後で推移しています。急速な全国展開から一転、店舗数が純減した背景には流通構造の大きな転換期が存在します。

最大の閉店理由として挙げられるのが、「100円均一」ビジネスモデルの限界と採算性の悪化です。近年の急激な原材料費の高騰、エネルギーコストの上昇、そして都市部を中心とした最低賃金の引き上げは、薄利多売を前提とする100円ショップ型コンビニの収益構造を直撃しました。1個100円の商品を販売して得られる利益幅が極端に圧縮された結果、売上規模の小さい小型店舗や駅から離れた郊外型店舗の維持が困難になったのです。

これに伴い、本部サイドは明確なスクラップ&ビルド戦略へと舵を切りました。地方や郊外に点在していた不採算店を計画的に整理し、単身世帯や高齢者が密集する首都圏・愛知・近畿の三大都市圏を中心としたドミナント(集中出店)エリアへとリソースを再配分しています。地方で暮らす人々から「見かけなくなった」と声が上がる一方で、大都市圏の住宅密集地では高密度の営業が続けられており、これが体感的な店舗減少の主たる正体です。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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