助さん格さんの歴代俳優と現在|印籠はどっち?強さの違いと実在モデル

助さん格さんの歴代俳優と現在|印籠はどっち?強さの違いと実在モデルとはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

多くの視聴者が一度は抱く「印籠を出すのはどっちだっけ?」という疑問ですが、劇中における公式ルールとして葵の御紋が入った印籠を掲げる役目は格さん(渥美格之進)に固定されています。「静まれ、静まれ! この紋所が目に入らぬか!」という名台詞とともに印籠を突き出し、悪党たちを一喝するクライマックスは、格さんの最大の見せ場です。対する助さん(佐々木助三郎)は、その直前に光圀の合図を受けて「助さん、格さん、もういいでしょう」と促され、周囲の制圧を確認する立ち回りを担います。

この二人の本名と役柄には、脚本上極めて計算されたコントラストが設定されています。助さんこと佐々木助三郎は、剣術の達人で身のこなしが軽く、女性に甘い軟派な美男子。道中の宿場町で町娘や芸妓と浮名を流しては格さんに苦言を呈されるのがお約束です。一方、格さんこと渥美格之進は、真面目で堅物、融通が利かないものの誠実そのものという性格付けがなされており、旅程の金銭管理や宿の手配といった実務全般を切り盛りします。

では、「武術としてどっちが強いのか」という点についてはどうでしょうか。歴代の演出や殺陣指導の設計資料、制作陣の証言を統合すると、「刃物を持った集団戦・スピード勝負なら助さん、素手の一騎打ち・怪力勝負なら格さん」という棲み分けが明確に存在します。

助さんはスピード感あふれる居合いや華麗な剣技を主体とし、常に複数人の敵を刀の峰打ちで鮮やかに制圧します。対する格さんは、柔術や空手のような素手による体術、あるいは棒術や怪力を活かした豪快な投げ技を得意とし、悪党の親玉の腕をねじ伏せたり、巨漢の用心棒を投げ飛ばしたりするパワーファイターです。劇中での直接対決シーンは描かれないものの、技の助さん、剛の格さんという相補的な戦闘力バランスが、50年以上にわたるシリーズの爽快感を支える基盤となっています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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