鼻の横を押すと痛い原因とは?蓄膿症・歯性上顎洞炎のサインと受診科

鼻の横を押すと痛い原因とは?蓄膿症・歯性上顎洞炎のサインと受診科について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

ネット検索で「鼻の横 押すと痛い」と入力すると、美容系ブログやSNSで頻繁に紹介されているのが、鼻づまり解消や美肌効果を謳う「迎香(げいこう)のツボ押し」です。迎香は小鼻の膨らみの両脇にある窪みに位置し、確かに鼻腔の血流を改善するツボとして知られています。しかし、ここに大きな落とし穴が存在します。

「痛いのは老廃物が溜まっている証拠」「痛気持ちいい強さでグリグリ押すべき」といった根拠のない俗説を信じ込み、強い圧迫を加え続けた結果、上顎骨を覆う骨膜(こつまく)に無菌性の炎症を引き起こしてしまう患者が近年多発しています。骨膜は非常に神経線維が密に分布しているため、一度炎症を起こすと、軽く触れただけでも飛び上がるような痛みが数週間単位で持続することになります。

また、「鼻の横に触れるとコリコリした硬いしこりがある」という症状にも注意が必要です。皮膚の下に形成される球状のしこりは、単なる吹き出物ではなく、以下の疾患である可能性が考えられます。

  • 粉瘤(アテローム):皮膚の内側に袋状の組織ができ、皮脂や角質が蓄積したもの。細菌感染を起こすと「炎症性粉瘤」となり、小鼻の横が赤く腫れ上がり激痛を伴う。
  • 鼻翼基部嚢胞(びよくきぶのうほう):小鼻の付け根の骨の中にできる先天性の嚢胞。成人に達してから徐々に増大し、鼻の横を圧迫した際の痛みや違和感として自覚される。
  • 皮脂腺嚢腫:皮脂の排泄路が詰まることで生じる良性の結節。

「押すと痛いから」と自己流でマッサージを行ったり、しこりを指で強く揉みほぐす行為は、炎症を骨の深部や皮下組織へ拡散させるだけに過ぎません。痛みを伴うしこりを発見した際は、絶対に刺激を加えず、速やかに専門医の触診と画像診断を受けることが鉄則です。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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