竜飛・吉岡海底駅はなぜ消えた?廃止の真相と「定点」の現在を徹底検証

竜飛・吉岡海底駅はなぜ消えた?廃止の真相と「定点」の現在を徹底検証の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

ネット上の情報やSNSの投稿では、竜飛海底駅・吉岡海底駅に関して複数の誤解が散見されます。調査によって判明した3つの決定的な事実を整理します。

第1の誤解は、「吉岡海底駅の跡地には今でもドラえもんの像が放置されており、廃墟化している」という都市伝説です。前述の通り、新幹線の三線軌条化工事および安全対策工事に伴い、旧吉岡海底駅の観光用造作は例外なく撤去されました。現在はクリーンな保守拠点として管理されており、不法投棄のような放置物は一切ありません。

第2の誤解は、「新幹線の車掌に頼めば竜飛定点で降ろしてもらえる」「非常ボタンを押せば見学できる」という荒唐無稽な言説です。当然ながら、営業列車の定点停車はトンネル火災や急病人、脱線などの非常事態に限定されています。正当な理由のない列車停止は鉄道営業法や威力業務妨害罪に抵触する明白な違法行為です。

第3の盲点は、「竜飛海底駅は完全に青森県側、吉岡海底駅は北海道側にあるため、トンネル内で歩いて県境を越えられるのではないか」という疑問です。竜飛定点と吉岡定点の間は約23キロメートルも離れており、その全区間が新幹線と貨物列車が頻繁に行き交う高圧電線下の危険地帯です。一般坑道を通って両駅間を歩行することは物理的にも保安上も不可能です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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