目黒雅叙園の経営者は現在誰?創業者の歴史から外資系売却の真相まで

目黒雅叙園の経営者は現在誰?創業者の歴史から外資系売却の真相までについて見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

経営破綻以降、目黒雅叙園の不動産は国際金融市場における格好の投資ターゲットとなり、めまぐるしい所有者交代が繰り返されました。不動産再生の過程では、不動産の所有権とホテル運営権が切り離され、複雑な資本移動が発生しています。

時期不動産所有者(オーナー)運営会社(オペレーター)主な出来事・取引規模1931年〜2002年創業者・細川力蔵および細川一族目黒雅叙園(旧社)創業から同族経営。2002年に負債800億円超で民事再生法を申請。2004年〜2014年ローンスター(米投資ファンド)株式会社目黒雅叙園(ワタベ傘下)ワタベウェディングが運営権を取得。不良債権ファンドが不動産を証券化。2014年8月森トラスト株式会社目黒雅叙園(ワタベ傘下)森トラストがローンスターから約1,300億円で全敷地・施設を取得。2015年1月〜現在外資系コンソーシアム(ラサール等)株式会社ホテル雅叙園東京(興和・ワタベ)森トラストがわずか5ヶ月で約1,400億円で転売。巨額のサヤ抜きが話題に。

特に経済界を震撼させたのが、2014年から2015年にかけての「森トラストによる超スピード転売劇」でした。2014年8月、森トラストは米系ハゲタカファンドと称されたローンスターからアルコタワーを含む複合施設を約1,300億円で取得。「長期保有を前提とした旗艦物件にする」と見られていましたが、わずか5ヶ月後の2015年1月、米ラサール・インベストメント・マネジメントが組成した投資ビークルへ約1,400億円で電撃売却しました。

短期間で差額約100億円規模の売却益を確定させたこの取引は、国内不動産投資史に残るディールとして記録されています。森トラスト側にとっては卓越したトレーディング戦略であった一方、歴史ある伝統施設が国際機関投資家の短期的な利益獲得の道具として消費されているという懸念の声が、文化財愛好家や関係者から噴出した瞬間でもありました。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest