宮に初めて参りたるころ現代語訳|清少納言が恥じた真相とテスト対策完全版
宮に初めて参りたるころ現代語訳|清少納言が恥じた真相とテスト対策完全版の注目されている理由をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
ここでは、宮に初めて参りたるころテスト対策の中核となる文法知識を徹底的に体系化します。得点直結の重要項目です。
1. 敬語一覧と敬意の方向(誰から誰へ)
平安古文の読解において、宮に初めて参りたるころ敬語一覧の把握は主語特定の命綱です。本段に登場する敬語は、すべて「筆者(清少納言)から中宮定子への敬意」または「中宮定子から清少納言への配慮」に明確に分かれます。
- 参り(謙譲語):本動詞「参る」の連用形。「参上する」。【清少納言 → 定子】
- さぶらふ(謙譲語・丁寧語):本動詞「控える、お仕えする」。【清少納言 → 定子】
- 見せさせ給ふ(二重尊敬・最高敬語):使役の助動詞「さす」+尊敬の補助動詞「給ふ」。「お見せになる」。【清少納言 → 定子】
- 仰せらる(二重尊敬):尊敬の本動詞「仰す」+尊敬の助動詞「らる」。「おっしゃる」。【清少納言 → 定子】
- 召して(尊敬語):本動詞「召す」の連用形。「お呼び寄せになる」。【清少納言 → 定子】
- まゐらせ給へ(謙譲語+尊敬語):謙譲の補助動詞「まゐらす」+尊敬の補助動詞「給ふ」。「(紙をお受け取りに)なりなさい」。※定子が清少納言に対して優しく呼びかける会話文。
- まかで(謙譲語):本動詞「まづ」の連用形。「退出する」。【清少納言 → 定子】
- 思ひきこゆ(謙譲語):本動詞「思ふ」+謙譲の補助動詞「きこゆ」。「お思い申し上げる」。【清少納言 → 定子】
2. テスト頻出の品詞分解(文法ブレイクダウン)
定期試験で一行抜き出し問題や文法識別問題として狙われる3大フレーズの宮に初めて参りたるころ品詞分解です。
①「涙も落ちぬべければ」
- 涙(名詞)
- も(係助詞)
- 落ち(タ行上二段活用動詞「落つ」の連用形)
- ぬ(強意・完了の助動詞「ぬ」の終止形) ※直下に推量助動詞「べし」を伴うため強意(きっと〜)。
- べけれ(推量・当然の助動詞「べし」の已然形)
- ば(接続助詞) ※已然形+「ば」で順接の確定条件(〜なので)。
- 【文法訳】:涙もきっと落ちてしまいそうなので
②「絵にかきたる心地ぞする」
- 絵(名詞)
- に(格助詞)
- かき(カ行四段活用動詞「かく」の連用形)
- たる(存続・完了の助動詞「たり」の連体形)
- 心地(名詞)
- ぞ(係助詞・強意)
- する(サ行変格活用動詞「す」の連体形) ※「ぞ」の結びで連体形。
- 【主語のポイント】:発話者は「中宮定子」、見つめられている対象は「清少納言」。
③「えさぶらひまじき御前の気配なれば」
- え(副詞) ※下に打消を伴い「〜できない」。
- さぶらひ(ハ行四段活用動詞「さぶらふ」の連用形・謙譲語)
- まじき(打消推量・打消可能の助動詞「まじ」の連体形) ※「え〜まじ」で「とても〜できそうにない」。
- 御前(名詞)
- の(格助詞・連体格)
- 気配(名詞)
- なれ(断定の助動詞「なり」の已然形)
- ば(接続助詞・順接確定条件)
3. 宮に初めて参りたるころ主語の判別テクニック
宮に初めて参りたるころ主語の判別で迷った際は、次の「古典読解の黄金律」を機械的に当てはめてください。
- 「て」「して」の前後:主語は変わらない(同一)。
例:「三尺の御几帳の後ろにさぶらふに(=清少納言)、絵など取り出でて見せさせ給ふ(=定子)」のように、接続助詞「に」で主語が切り替わります。 - 「ば」「を」「に」の前後:主語が変わる可能性が高い(転換)。
例:「紙などを取らせ給へば(=定子)、いと恐ろしう汗も落ちぬべし(=清少納言)」。 - 最高敬語(せ給ふ・させ給ふ・仰せらる)がある文:主語は100%「中宮定子」。
清少納言に対して最高敬語が使われることは絶対にありません。 - 謙譲語(さぶらふ・まかで・きこゆ)がある文:主語は「清少納言」。