スマホが緑内障の原因に?失明リスクと眼圧上昇の真相を徹底解説
スマホが緑内障の原因に?失明リスクと眼圧上昇の真相を徹底解説について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。
では、なぜ就寝前の操作がこれほど問題視されるのか。眼科医が最も危険視しているのが、暗闇スマホ眼圧上昇とうつ伏せスマホ眼圧リスクの複合作用です。これらは眼球内の水分循環システムに直接的な物理障害をもたらします。
眼球内部では「房水」と呼ばれる液体が絶えず生成され、隅角にある線維柱帯を通って排出されることで、眼圧が一定に保たれています。ところが、明かりを消した暗室でスマホの明るい光を見つめると、周囲の暗さによって瞳孔が大きく開く「散瞳(さんどう)」が起こります。瞳孔が開くと、虹彩の根元が押し寄せられて隅角の隙間が狭くなり、房水の流出が物理的に妨げられます。
さらに危険なのが姿勢です。ベッドでうつ伏せになり、顎を突き出してスマホを覗き込む、あるいは首を強く前屈させた姿勢を長時間続けると、眼球周囲の静脈圧が上昇します。臨床データによれば、通常の座位に比べてうつ伏せや極端な下向き姿勢では眼圧が3〜5mmHg以上跳ね上がるケースが確認されています。普段から眼圧が18〜20mmHgと正常高値にある人がこの姿勢を続ければ、病的な高眼圧領域に容易に突入してしまうのです。
また、もともと眼球の前房が浅い構造的特徴を持つ人(遠視傾向のある人や高齢者に多い)が暗闇で下向きスマホを操作し続けた場合、房水の出口が完全に塞がれる急性閉塞隅角緑内障の発作を誘発する恐れがあります。この発作が起きると眼圧が50〜70mmHgまで急上昇し、激しい眼痛、頭痛、吐き気とともに、適切な処置を行わなければ数日で失明に至る緊急事態に陥ります。