犬に桃を与えても大丈夫?種と皮の危険性や適量とリスクを徹底解説
犬に桃を与えても大丈夫?種と皮の危険性や適量とリスクを徹底解説について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
安全な果肉であっても、犬の体質や持病によっては重篤な症状を引き起こすケースがあります。特に注意すべき2大リスクが「バラ科アレルギー」と「カリウム過剰による腎臓への負荷」です。
バラ科アレルギー(口腔アレルギー症候群)の兆候
桃はバラ科の植物です。すでにリンゴ、梨、サクランボなどにアレルギーを持つ犬や、シラカバなどの花粉症を持つ犬は、交差反応によってアレルギー反応を起こしやすい傾向があります。
桃を食べた後に以下の症状が見られた場合は、即座に給与を中止してください。
- 口の周りや目を前足で頻繁に掻く、こすりつける
- 皮膚の赤み、蕁麻疹、激しい痒がり
- 口唇や目の周り、耳の内側が赤く腫れ上がる
- 嘔吐、下痢、元気がなくぐったりする
- 呼吸が荒くなる、ゼーゼーと苦しそうな息遣いをする(アナフィラキシー疑い)
腎臓病や心臓病を抱える犬は要注意
桃にはカリウムが豊富に含まれています。健康な犬であれば不要なカリウムは腎臓から尿中に排泄されますが、慢性腎臓病や腎不全を患っている犬はカリウムをスムーズに排出できず、血液中のカリウム濃度が異常に高くなる「高カリウム血症」に陥る危険があります。高カリウム血症は不整脈や心停止を引き起こす命の危機に直結するため、腎機能が低下している愛犬には自己判断で桃を与えず、必ずかかりつけ医に相談してください。
万が一、種を誤飲した・体調を崩したときの初動対処法
もし愛犬が桃の種を丸呑みしてしまった場合、自宅で塩水を飲ませて無理に吐かせようとする行為は絶対に避けてください。塩分中毒を起こして命を落としたり、吐き出そうとした種が食道に引っかかって窒息・粘膜裂傷を起こすリスクが極めて高いためです。
「いつ・どのくらいの大きさの種を・どのように飲み込んだか」をメモし、直ちに動物病院へ連絡して指示を仰ぎましょう。誤飲直後であれば胃内に留まっている可能性が高く、内視鏡による低侵襲な摘出が検討できます。