アルフィー『シンデレラは眠れない』制作秘話と歌詞に隠された真実
アルフィー『シンデレラは眠れない』制作秘話と歌詞に隠された真実の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
プレイヤー視点から見ても、『シンデレラは眠れない』は80年代J-ROCKにおける名アレンジの宝庫です。アコースティックギターのストロークを的確に刻む坂崎幸之助、堅実かつ重厚なボトムを支える桜井賢のベース、そして縦横無尽に空間を切り裂く高見沢俊彦のエレクトリックギターが、三位一体となってアンサンブルを構築しています。
ギターコード進行は、哀愁を帯びたマイナーキーを主軸に据えながら、サビにかけて一気に感情を高揚させるコードワークが施されています。基本的なキーはロックバンドが演奏しやすい構造でありながら、随所に挿入されるテンションコードや経過和音が、都会的な洗練を醸し出しています。
とりわけ注目すべきは高見沢のギターソロです。フロイドローズ・トレモロユニットを駆使したドラマチックなアーミング、伸びやかなサスティーンを効かせたチョーキング、そして美しい旋律を歌い上げるフレージングは、単なる速弾きにとどまらない「もう一つのボーカル」として楽曲を牽引します。
ライブ演奏における進化も特筆に値します。ツアー通算本数が3,000本に迫るTHE ALFEEのステージにおいて、本曲は時代ごとにアレンジを深化させてきました。アリーナツアーでは長大なギターソロが追加されたヘヴィメタル調の怒涛の展開を見せる一方、アコースティック主体のホール公演では緻密な3声コーラスの美しさを前面に押し出すなど、40年間ステージで鍛え上げられ続けた生きた楽曲となっています。