Book and Bed Tokyoの現在と破産真相!泊まれる本屋のリアル
話題沸騰中の Book and Bed Tokyoの現在と破産真相!泊まれる本屋のリアルについて、多角的な視点をご紹介しています。
ネット検索で「閉店」「倒産」という不穏なワードが頻出する背景には、2021年春に報じられたBOOK AND BED TOKYO 運営会社の法的整理という衝撃的な出来事があります。ここでは、業界を騒然とさせたBOOK AND BED TOKYO 破産の経緯とBOOK AND BED TOKYO 閉店理由と真相をビジネス構造の観点から紐解きます。
同ブランドを立ち上げたのは、不動産セレクトショップ「R-STORE」を手掛けていた株式会社アールストアでした。不動産リノベーションと空間デザインのノウハウを武器に参入したホステル事業は、「本×宿泊」という強烈なアイデンティティによって国内外のメディアで爆発的なバズを獲得。2018年前後には主要都市へ矢継ぎ早に出店を進めました。
しかし、帝国データバンク等の調査報告や当時の報道資料によると、この急速な積極投資が致命傷となりました。出店場所はいずれも東京・新宿や大阪・心斎橋といった超一等地の商業ビルであり、莫大な賃料負担(固定費)が発生する契約構造となっていたのです。そこへ2020年初頭のパンデミックが直撃。宿泊客の約6〜7割を占めていたインバウンド(訪日客)が消失し、国内移動も制限されたことでキャッシュフローが急速に悪化しました。
結果として株式会社アールストアは2021年5月に東京地裁へ破産手続きの開始を申し立て、負債総額は約11億円に達しました。しかし、ブランド自体の世界観や熱狂的なファンコミュニティは高く評価されていたため、スポンサー企業への事業譲渡や運営受託スキームの再構築が実施され、新宿店などの一部主要拠点は閉鎖を免れ、新たな体制下で再出発を果たすこととなったのです。