照ノ富士春雄の現在と進退の真相|度重なる怪我と休場の先にある覚悟

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照ノ富士の足跡を語る上で避けて通れないのが、相撲史上で類を見ない過酷な怪我と病気の履歴です。2015年に大関へ昇進した直後、激しい稽古と取組の負荷により両膝の外側・前十字靭帯損傷および半月板損傷という致命的な故障を負いました。

さらに追い打ちをかけたのが内科系疾患です。糖尿病の悪化に加え、C型肝炎、腎臓結石といった複合的な病魔が全身を襲い、体重は激減。大関から関脇、小結、平幕、十両、幕下、そして2019年春場所には東序二段48枚目まで転落しました。一般的な力士であれば引退届を提出していても何ら不思議ではない極限状態でした。

しかし、そこからの蘇生劇はまさに伝説です。徹底した食事療法と膝周りの筋力補強トレーニング、そして師匠からの「まずは病気を治せ」という徹底した励ましを受け、土俵へ再起。2020年7月場所での幕内最高優勝での復活劇を皮切りに白星を積み上げ、2021年秋場所後には第73代横綱への昇進を果たしました。積み上げた幕内優勝回数は通算10回に達し、昭和・平成・令和の大相撲史において最もドラマチックな経歴と成績を残しています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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