「ただの風邪」は危険?耳・鼻・喉の違和感に潜む重大サインと受診の目安
「ただの風邪」は危険?耳・鼻・喉の違和感に潜む重大サインと受診の目安について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
鼻のトラブルで代表的なものが、アレルギー性鼻炎(花粉症含む)と副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)です。両者は症状が似ている部分もありますが、原因と治療法は全く異なります。
花粉やハウスダストが引き起こすアレルギー性鼻炎は、「透明でサラサラした水のような鼻水」「連続するくしゃみ」「目のかゆみ」が特徴です。これに対し、副鼻腔炎は鼻の周囲にある空洞(副鼻腔)に炎症が起き、膿が溜まる病気です。「黄色や緑色の粘り気のある鼻水」「鼻づまり」「頬や目の奥、おでこの重痛感」「嫌な臭いがする」「鼻水が喉に落ちる(後鼻漏)」といった症状が現れます。
風邪をきっかけに急性副鼻腔炎を発症し、放置して3ヶ月以上経過すると慢性副鼻腔炎へと移行し、治癒に時間を要するようになります。一時的な鼻づまりの解消法として蒸しタオルで鼻を温めたり生理食塩水での鼻うがいも有効ですが、粘り気のある鼻水が続く場合は速やかに抗生物質や消炎酵素薬による投薬治療を受けましょう。