世界一大きいコウモリの真相|人間サイズ写真の正体と危険性を解明
世界一大きいコウモリの真相|人間サイズ写真の正体と危険性を解明にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
怪奇映画や吸血鬼伝説の影響により、「大型コウモリに噛みつかれて血を吸われるのではないか」という不安を持つ人が少なくありません。しかし、コウモリが人を襲うかどうかの真相について結論を明確にするならば、オオコウモリが自発的に人間へ襲いかかることは絶対にありません。
彼らは「フライングフォックス(空飛ぶキツネ)」とも称される完全な植物食性のフルーツバット(果食コウモリ)です。鋭い犬歯は果実の硬い皮を剥ぎ取るための道具であり、獲物を捕食するための武器ではありません。動物の血液を摂取するいわゆる「吸血コウモリ(チスイコウモリ)」は中南米の限られた地域にのみ生息する体長7〜9cmほどの小型種であり、巨大オオコウモリ類とは分類も生態も全く異なります。
では、世界最大のコウモリに危険性が一切存在しないかといえば、生物学的には重大なリスクが存在します。それは「人獣共通感染症(ズーノーシス)の媒介」です。
野生のコウモリ類全般は、体温維持能力と特異な免疫システムにより、自らは発症しないままエボラウイルス、ニパウイルス、狂犬病様ウイルスなどの病原体を体内に保有しているケースが学術的に報告されています。海外の観光地や現地散策で木にぶら下がっている個体を見かけても、絶対に素手で触れてはいけません。追い詰められた個体が身を守るために噛みついたり引っ掻いたりした場合、重篤な感染被害に直結する恐れがあるためです。