国民健康保険と社会保険の二重払いはなぜ?返金手続きと時効のリスク
国民健康保険と社会保険の二重払いはなぜ?返金手続きと時効のリスクについての最新情報をご紹介します。
二重払いを解消し、国民健康保険社会保険還付金を手にするためには、自発的に国民健康保険脱退手続きを行わなければなりません。手続きを行わない限り、役所の台帳上は国保の被保険者のまま留め置かれます。
手続きの原則窓口は、住民登録のある市区町村の市役所保険年金課窓口手続き(出張所や区民事務所を含む)です。近年は多くの自治体で郵送申請やマイナポータルを通じたオンライン届出にも対応していますが、書類不備によるタイムラグを防ぐ意味では窓口での直接対応が最も迅速です。
手続きに際して準備すべき国民健康保険資格喪失届必要書類は以下の通りです。
- 新たに加入した社会保険証(または健康保険資格取得証明書、資格確認書、マイナ保険証の資格情報画面の写し)
- それまで使用していた国民健康保険被保険者証原本(世帯内で社保に切り替わった全員分)
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)
- 世帯主および該当者のマイナンバーが確認できる書類
- 還付金の振込先がわかる通帳やキャッシュカード(世帯主名義のもの)
特に注意したいのが、国民健康保険被保険者証返却のルールです。社会保険の資格を取得した日以降は、手元に国保の保険証が残っていたとしても使用することはできません。万が一、社保加入後に国保の保険証を使って医療機関を受診してしまうと、国保が負担した医療費(7割〜8割)を後から全額返還請求される「給付の返還(不当利得)」という別のトラブルに発展します。
脱退手続きを完了させると、自治体側で過誤納額の再計算が行われ、後日自宅に「国民健康保険料還付通知書」が届きます。同封の請求書に振込先口座情報を記載して返送するか、窓口で直接口座を登録することで、指定口座へ還付金が振り込まれます。