シャルキュトリーとは?生ハム・パテの違いと自宅で極める盛り合わせ術
シャルキュトリーとは?生ハム・パテの違いと自宅で極める盛り合わせ術の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
ビストロやレストランのメニューを開いた際、誰もが一度は迷うのが用語の整理です。シャルキュトリーの世界は、大きく「非加熱・乾燥熟成タイプ」「加熱・ペーストタイプ」「腸詰め・燻製タイプ」の3系統に大別されます。
なかでも混同されがちなのが、「パテ」と「テリーヌ」の違いです。日常会話では同義語のように扱われがちですが、本来の定義は明確に異なります。
- テリーヌ(Terrine):陶器や琺瑯(ほうろう)製の長方形の「テリーヌ型」に肉や野菜、魚介のすり身を詰め、オーブンで湯煎焼きにした料理。器の名称がそのまま料理名になったもの。
- パテ(Pâté):元来は「pâte(パイ生地・パン生地)」で肉やレバーなどのファルス(ミンチ状の具材)を包んで焼き上げた料理(パテ・アン・クルート)。現代ではパイ生地を使わずに型で焼いたものも広くパテと呼ぶが、歴史的起源は生地包みにある。
- パテ・ド・カンパーニュ(Pâté de campagne):「田舎風パテ」を意味し、豚の粗挽き肉やレバー、背脂にハーブや洋酒を加え、網脂(クレピーヌ)で包んで焼き上げる伝統料理の代表格。
- リエット(Rillettes):豚肉や鴨肉をラードや白ワイン、香味野菜とともに繊維がほぐれるまで数時間煮込み、冷やし固めてペースト状にした保存食。バゲットに塗って食すのが定番。
- 生ハム・サラミ・ソーセージ:塩漬けにした豚もも肉を長期間乾燥熟成させたジャンボン・クリュ(生ハム)や、挽き肉を乳酸発酵・乾燥させたソシソン・セック(サラミ)、腸詰めにして茹で・燻製を施した各種ソーセージもシャルキュトリーの重要な一角を担う。