突然の失神・めまい!迷走神経反射の原因と倒れないための防御術
突然の失神・めまい!迷走神経反射の原因と倒れないための防御術にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
心臓の鼓動や血管の収縮・拡張を無意識下でコントロールしている自律神経には、アクセル役の「交感神経」とブレーキ役の「副交感神経」が存在する。この副交感神経の主力を担うのが、脳幹から首、胸、腹部の内臓へと広く張り巡らされている迷走神経だ。
通常、強い痛みや恐怖、精神的緊張に直面すると、体は身を守るために交感神経を優位にして心拍数を上げ、血圧を高める。ところが、この過剰な緊張状態を鎮めようとして、今度は迷走神経が猛烈な勢いで急ブレーキをかけてしまうケースがある。これこそが迷走神経反射の根本原因だ。
ブレーキが過剰に作動した結果、全身の血管が拡張して手足末梢に血液がプールされ、同時に脈拍が急激に遅くなる。この血圧低下と心拍数減少のダブルパンチにより、脳へ送り出される血液量が瞬間的に枯渇し、めまいや眼前暗黒感、さらには意識消失(血管迷走神経性失神)へと繋がる。