ユニットバス=風呂トイレ一緒は大誤解!仕組みと後悔しない選び方
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ユニットバスが誕生する以前の日本建築を支えていたのは「在来工法(在来浴室)」と呼ばれる伝統的な工法でした。木造住宅の土台に防水処理を施し、職人がモルタルや下地ブロックを積み上げ、表面にタイルを1枚ずつ手作業で貼り付けていく工法です。昭和時代の住宅に多く見られる、足元が冷え込むタイル張りのお風呂を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
両工法の特徴、施工工期、耐用年数、リフォーム費用相場の客観的データは以下の通りです。
項目ユニットバス(システムバス)在来工法(タイル貼り浴室)編集部の見解・評価工法・気密性工場成形部材を現場接合(高気密・高断熱)モルタル+タイルによる現場手作業施工ユニットバスは室温低下を防ぎヒートショック予防に直結リフォーム工期数日〜1週間程度(交換のみなら3〜4日)約2週間〜3週間(乾燥工程が必須)入浴できない日数が最小限で済み、生活ストレスが大幅軽減リフォーム費用相場約60万〜150万円(既存UB入替)
約100万〜200万円(在来から変更)約120万〜250万円以上(素材により天井知らず)大量生産と規格化により、品質の割にトータルコストが安い耐用年数(寿命)本体:約15〜20年(パッキン等は7〜10年)約20〜30年(目地割れ放置なら10年で躯体腐食)在来は表面が無事でも見えない土台が腐朽しているリスク大清掃・メンテナンス性目地が極小、撥水・防汚パネルで防カビ性◎タイル目地に黒カビが浸透しやすく掃除に手間共働き家庭や高齢世帯にはユニットバスが圧倒的に有利間取りの自由度規格寸法が決まっており変形空間には不向き柱の出っ張りや天井の傾斜に合わせて造作可能狭小住宅や古民家の特殊間取りでは在来工法に軍配が上がる
大手リフォーム施工会社の現地調査データによると、築30年以上の在来浴室を解体した際、実に7割以上の住宅で土台の木材腐食やシロアリ被害が確認されています。タイルの微細なクラックから侵入した水分が長年にわたって構造材を蝕んでいたためです。これに対し、ユニットバスは下部の防水パンが物理的なバリアとなるため、構造劣化リスクを抑えられる点が建築のプロから絶大な信頼を集める理由となっています。