登録販売者の独学は無理?「やめとけ」の真相と最短勉強ルート
登録販売者の独学は無理?「やめとけ」の真相と最短勉強ルートとはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
厚生労働省が公表している試験実施状況によると、近年の医薬品登録販売者試験における全国平均合格率は約40〜50%前後で推移しています。宅建士(約15〜17%)や社会保険労務士(約6〜7%)などの難関国家資格と比較すると、「2人に1人が受かる平易な試験」に見えるかもしれません。しかし、この数字にはドラッグストアや調剤チェーンですでに実務に従事し、実物を扱いながら受験している「実務経験者」の受験生が大量に含まれています。
完全な初学者に限った独学合格率を客観的に抽出すると、実質的な合格率はおよそ25〜30%程度まで落ち込むと推計されます。さらに見逃せないのが、全国8〜10ブロックに分かれて実施される地域ごとの難易度格差です。
試験問題は厚生労働省が策定する「試験問題作成に関する手引き」に基づいて各都道府県(またはブロック)が独自に作成します。そのため、あるブロックでは平易な基本問題が中心である一方、別のブロックでは手引きの重箱の隅をつつくような細かいひっかけ問題が頻出するなど、合格率に10%以上の開きが生じるケースが珍しくありません。自分が受験する地域の出題傾向と過去問を分析せずに、一般的な参考書だけを漫然と読み進める独学者が足をすくわれる要因となっています。