土木と建築の違いを徹底解剖!年収や現場のきつさ・資格格差の真実
土木と建築の違いを徹底解剖!年収や現場のきつさ・資格格差の真実の全貌を詳しく解説してご紹介します。
長らく建設業界にまとわりついてきた「きつい・汚い・危険」という3Kイメージですが、業界の現場では劇的なパラダイムシフトが進行しています。
土木業界では、国土交通省主導の「i-Construction(アイ・コンストラクション)」構想によって、ドローンを用いた3次元起工測量や、GNSS(全球測位衛星システム)を連動させたICT建機(半自動制御の油圧ショベルやブルドーザー)の導入が標準化されました。かつて若手現場監督が汗だくで行っていた丁張り(位置決めの木杭打ち)や危険な法面での巻き尺測定は、3次元データとレーザースキャナーによって事務所のPCやタブレット上で完結する作業へと変貌を遂げています。業界が掲げる「新3K(給与が良い・休暇が取れる・希望が持てる)」へのシフトは、土木分野において着実な成果を見せ始めています。
一方、建築業界も「BIM(Building Information Modeling)」の普及により、設計から施工、維持管理までを3次元デジタルモデルで統合管理する変革が進んでいます。しかし、建築物の内部空間には多様な設備配管やミリ単位の美しさを求める意匠ディテールが凝縮されているため、最終的な組み立てや取り合いの納まり確認には人間の熟練工の勘と手作業が不可欠です。ロボット施工やプレハブ化(工場生産)の適用率という点では、均一な土工や構造物を扱う土木に比べて自動化の難易度が高いのが現状です。