サブネットマスク早見表とCidr一覧|ホスト数計算を現場で即解決

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早見表の数値を正確に使いこなすには、背後にあるサブネットマスク計算方法の理屈を理解しておく必要があります。IPv4アドレスは8ビット×4組の合計32ビットで構成されており、サブネットマスクはこの32ビットを「ネットワーク部」と「ホスト部」に切り分ける境界線の役割を果たします。

具体例として、IPアドレス「192.168.10.75/26」を対象に、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを割り出すプロセスを順を追って確認します。

1. ネットワークアドレス決定方法(論理積 AND演算)

まず、プレフィックス長「/26」からサブネットマスクを導きます。先頭から26個の「1」が並び、残りの6ビットが「0」となります。第4オクテット(下8ビット)は「11000000」、すなわち10進数で255.255.255.192です。

IPアドレス「192.168.10.75」の第4オクテット「75」を2進数に直すと「01001011」になります。サブネットマスクの第4オクテット「11000000」とビットごとの論理積(AND演算:双方が1のときのみ1)を取ると、以下のようになります。

  • IPアドレス第4オクテット:01001011 (75)
  • マスク第4オクテット  :11000000 (192)
  • 論理積(AND)の結果  :01000000 (64)

したがって、このセグメントのネットワークアドレス決定方法に基づく正式なアドレスは「192.168.10.64」となります。このアドレスはネットワーク全体を指し示す識別子であるため、個別の端末に割り当てることはできません。

2. ブロードキャストアドレス計算(ホスト部をすべて1に設定)

続いて、セグメント内の全端末に一斉配信を行うためのブロードキャストアドレス計算を行います。手法は明快で、ネットワーク部(先頭26ビット)はそのまま維持し、ホスト部(末尾6ビット)をすべて「1」に置き換えます。

  • ネットワーク部+ホスト部全1:01000000 → 01111111 (64 + 32 + 16 + 8 + 4 + 2 + 1 = 127)

これにより、ブロードキャストアドレスは「192.168.10.127」と求まります。これも端末には割り当て不可です。

3. ホストアドレス数計算の基本公式

ホスト部に残されたビット数を $n$ と置いた場合、アドレスの総数は $2^n$ 個となります。ここから「ネットワークアドレス(先頭)」と「ブロードキャストアドレス(末尾)」の2つを除外したものが、端末に設定できる有効アドレスです。

$$\text{有効ホスト数} = 2^{(32 - \text{プレフィックス長})} - 2$$

今回の/26の場合、$32 - 26 = 6$ ビットがホスト部となるため、$2^6 - 2 = 64 - 2 = 62$ 台がホストアドレス数計算の結果となります。利用可能なIPアドレスの範囲は「192.168.10.65 ~ 192.168.10.126」です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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