カバディとは?鬼ごっこのイメージ覆す激闘と最新ルールを徹底解剖
カバディとは?鬼ごっこのイメージ覆す激闘と最新ルールを徹底解剖の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
競技の代名詞とも言える「カバディ、カバディ……」という絶え間ない発声は、ルール上「キャント(Cant)」と規定されています。ふざけて叫んでいるわけではなく、競技の公平性を担保するための厳格な生体計測手段として機能しています。
レイダーは敵陣に入ってから自陣へ戻るまでの間、「一息の間(無呼吸状態)」で攻撃を続けなければならないという厳密な制限があります。途中で息を吸い直して有利になる不正を防ぐため、声を途切れることなく出し続ける義務が課されているのです。もし声が途切れたり詰まったりした場合は「キャント・ストップ」の反則を取られ、即座にアウトとなります。
この特異なルールの背景には、古代インドにおける狩猟や自衛のための伝統武術という発祥の歴史が存在します。数千年前、武器を持たずに猛獣や複数の敵と対峙した際、恐怖心を克服し、呼吸を制御しながら一瞬の隙を突いて生還する訓練が競技の原型になったと伝えられています。インドの国技として昇華されたカバディは、肉体鍛錬と精神統一が不可分であった古代の知恵を色濃く残しているのです。