Ps5縦置きは本当に危険?液体金属漏れリスクの真相と最新冷却対策
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ネット上で一時急速に拡散した「縦置き故障説」の引き金となったのは、海外の一部の非正規修理業者から上がったハードウェア検証・故障分解レポートだった。彼らは、縦置きの状態で長期間使用された本体のAPU(受熱部)周辺から冷却材が流出し、隣接する基板上のチップや配線を短絡させた事例を報告した。この情報が「縦置き=危険」というショッキングなフレーズとともにひとり歩きしたのが事の発端である。
しかし、ソニーグループ株式会社のエンジニアリングチームが設計したプロセッサ冷却機構は、決してそのような単純な手落ちを残してはいない。高熱を発するAPUと大型ヒートシンクの隙間には、ガスケッティングと呼ばれる特殊なシール材と形状記憶スポンジの二重防壁が施されており、液体金属サーマルインターフェースマテリアル(Liquid Metal TIM)が外部へ流出しないよう厳重に封印されている。実際、漏れが発生したと主張されたケースの多くは、過去に非正規の分解・修理を受けたり、強い外圧によって封止材が物理的に破損した特殊な個体であったことが解明されている。
2026年現在の最新状況を見渡しても、正常な個体において縦置き運用のみが直接の原因となって液体金属が基板へ漏れ出し、不可逆的な基板損傷を引き起こすリスクは極めて限定的だ。ソニー側も継続的な品質管理と製造プロセスの改良を重ねており、最新の出荷モデルではシール材の耐久性と接着精度がさらに向上している。手元の機体に異常な熱暴走やファン異常騒音が見られない限り、過度な不安から無理に横置きへ変更する必要はない。