除細動器とAedの決定的違いとは?命を救う仕組みとIcdの最新全貌

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ドラマなどで「心停止=平坦な波形」になった瞬間に電気ショックを当てる描写を見かけることがありますが、医学的には誤解です。除細動器が効果を発揮するのは、心臓が完全に静止した状態ではなく、心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(pVT)と呼ばれる危険な不整脈が起きている瞬間です。

心室細動が起きると、心臓の筋肉が無秩序に毎分数百回も細かく痙攣し、血液を全身へ送り出すポンプ機能が完全に失われます。脳へ酸素が届かなくなり、数秒で意識を失い、放置すればわずか数分で脳障害や死に至ります。

除細動器による電気ショックの役割は、心臓を無理やり動かすことではありません。高電圧の電流を一気に流すことで、無秩序に痙攣している心筋細胞全体を一度強制的に静止(リセット)させることにあります。リセットされた直後、心臓自身が本来持っている固有のペースメーカー機能が再始動し、規則正しいリズムを取り戻す隙を作り出します。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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