無塩せきとは塩分不使用の誤解!発色剤の真相と後悔しない選び方

無塩せきとは塩分不使用の誤解!発色剤の真相と後悔しない選び方にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

店頭でよくある疑問が、「無塩せき」と「無添加」は何が違うのかという点です。ここには食品表示基準上の厳格なルールが存在します。 結論から言えば、「無塩せき=無添加」ではありません。無塩せきはあくまで発色剤を使っていないことのみを保証する表示です。そのため、裏面の原材料表示ラベルを確認すると、以下のような食品添加物が配合されている製品が少なくありません。 * 結着補強・保水目的:リン酸塩(Na) * 味覚調整目的:調味料(アミノ酸等) * 日持ち向上目的:保存料(ソルビン酸)、酢酸Na、pH調整剤 * 変色防止目的:酸化防止剤(ビタミンC) 発色剤を使わない代わりに、結着性や保存性を担保するため別の添加物を使用している製品は日常的に流通しています。一方で、これら指定添加物を一切排除した製品は一般的に「食品添加物不使用」や「完全無添加」と表記されます。 さらに注意を要するのが、近年増加している「野菜エキス(セロリパウダー等)」を用いた製品です。セロリやほうれん草などの野菜には天然由来の硝酸塩が豊富に含まれています。微生物の働きでこれが亜硝酸塩に還元されると、化学合成された発色剤と同様の作用を発揮します。法的には「発色剤不使用」を謳えるものの、実質的には亜硝酸根が作用しているケースもあり、原材料表記の文脈を読み解く知識が求められます。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest