ドコモ光とフレッツ光の違いは?同じNtt回線で料金に大差がつく真相
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物理的に同じNTTの光ファイバー網を利用しているにもかかわらず、ユーザー体験に大きな格差が生じる根本的な原因は、契約形態の構造的違いと「接続方式の世代格差」にある。まず押さえるべきは、ドコモ光がNTT東日本・NTT西日本から光回線の卸売りを受けてサービスを提供する光コラボレーション事業者であるという点だ。
従来のフレッツ光は、インフラを提供する「NTT東西」と、インターネットへの接続口を提供する「プロバイダ(OCN、@nifty、BIGLOBEなど)」の2事業者と個別に契約を結ぶ分離型モデルをとっていた。このため、月額料金の請求がNTTとプロバイダから別々に届き、回線料約4,000円〜5,500円に加えてプロバイダ料約1,000円〜1,500円が毎月二重に引き落とされる構造になっていた。一方、ドコモ光は回線と接続事業者を1つのパッケージに集約したプロバイダ一体型を実現している。卸売による中間コスト削減と請求一本化により、基本料金そのものがフレッツ光+プロバイダ合算額よりも安価に設定されている。
通信品質において格差を感じるユーザーが後を絶たない理由は、プロバイダ側の設備能力と接続方式にある。物理的な最大通信速度はどちらも標準プランで上り下り最大1Gbps(高速プランでは10Gbps)と同等だが、混雑時間帯の実効速度を左右するのはIPv6 IPoE接続の対応状況である。従来のPPPoE方式では、NTT局舎内に設置された網終端装置にアクセスが集中することで夜間にボトルネックが発生していた。ドコモ光で選べる主要プロバイダは次世代のIPoE接続を標準装備しており、混雑ポイントを自動回避してパケットを伝送する。フレッツ光で古い契約のままPPPoE接続を放置している世帯と、最新のIPoE環境を整えたドコモ光環境との間で、「同じ回線なのに速度がまるで違う」という現象が発生する正体がここにある。