プロ解説!デフォルメの意味と魅力を引き出す最新デザイン技法
話題沸騰中の プロ解説!デフォルメの意味と魅力を引き出す最新デザイン技法について、詳しいまとめを整理して公開しています。
日本のポップカルチャーにおけるデフォルメ表現の歴史を語るうえで、手塚治虫の存在を外すことはできない。ディズニーアニメーションの躍動感を日本の漫画表現に落とし込み、丸みを帯びた記号的なシルエットで多種多様な感情を表現する基礎を築き上げた。
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その遺伝子を受け継ぎ、世界的なエポックメイクを果たしたのが鳥山明だ。代表作『ドラゴンボール』で見せた圧巻の造形センスは、緻密なメカニックのディテールと極限まで削ぎ落とされた人体フォルムの見事な融合だった。硬質な装甲や筋肉の躍動感を、少ない線数で完璧に表現する彼の手法は、世界中のクリエイターに衝撃を与えた。
さらに80年代後半から90年代にかけて、頭部を大きくし縮尺を変更したSD(スーパー・デフォルメ)という革新的なスタイルが爆発的に普及。ロボットや英雄たちを2頭身~3頭身に凝縮する表現は、玩具やアニメーションのマーケットを一変させ、日本独自の視覚文化として世界に根付いた。