魔女の宅急便ウルスラの絵のモデルとは?八戸の木版画と感動の誕生秘話
魔女の宅急便ウルスラの絵のモデルとは?八戸の木版画と感動の誕生秘話の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
映画制作の準備中、宮崎駿監督はこの『虹の上をとぶ船』を印刷物(カレンダーや作品集)で目撃し、強い衝撃を受けました。当時、魔女の力(魔法)を失い自己アイデンティティの危機に陥ったキキと、孤独の中で自らの表現を探求するウルスラの対比を描くにあたり、監督は「生半可なプロの描いた絵ではウルスラの野性味や真剣さを表現できない」と直感したと証言されています。
スタジオジブリは八戸市立湊中学校および指導教諭の坂本氏に正式に許諾を申請。原画の著作権・人格権を最大限に尊重する契約を結んだ上で、劇中への登場が実現しました。ただし、映画に登場する絵は原画そのままの完全コピーではありません。
劇中のドラマと直結させるため、背景のペガサスや幻想動物の骨格は『虹の上をとぶ船』のモチーフを忠実に活かしつつ、「中央上部にキキの横顔を描き加える」「油彩画風の重厚なタッチと彩色へ翻案する」という特別なアレンジがジブリの美術スタッフによって施されています。この巧みな翻案によって、ウルスラがキキをモデルにインスピレーションを得て描き進めているという物語上のリアリティが見事に構築されました。