白血病の初期症状セルフチェック|あざ・微熱・だるさの危険信号
白血病の初期症状セルフチェック|あざ・微熱・だるさの危険信号に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。
白血病は単一の疾患ではなく、病変の進行速度(急性・慢性)と、がん化する細胞の系統(骨髄性・リンパ性)によって大きく4つに分類されます。大人の白血病において代表的なのが急性骨髄性白血病(AML)と慢性骨髄性白血病(CML)ですが、両者の初期症状の現れ方は対極的です。
急性骨髄性白血病は、分化の途上にある未熟な細胞(芽球)が爆発的に増えるため、発熱、全身倦怠感、激しい出血傾向といった症状が「数日から数週間の単位」で急激に悪化します。先週まで元気に働いていた人が、急な体調不良で倒れ込むように受診し、即日入院となるケースも珍しくありません。
対照的に、慢性骨髄性白血病はフィラデルフィア染色体と呼ばれる遺伝子異常を契機に、年単位の時間をかけて緩やかに進行します。初期(慢性期)は自覚症状がほとんどなく、「職場の定期健康診断で白血球の異常値を指摘されて初めて見つかった」というパターンが大半を占めます。病状が進むと脾臓(ひぞう)が腫れ上がり、左上腹部の張りや圧迫感、食欲不振が現れます。
また、子どもの白血病の初期症状にも固有の注意点が存在します。小児がんの中で最も多い急性リンパ性白血病(ALL)では、発熱や貧血、あざに加え、「手足の骨や関節が痛くて歩きたがらない」「機嫌が極端に悪く、抱っこを嫌がる」といった骨痛を訴えることがあります。成長痛と見過ごされやすいため、顔色の青白さや皮下出血が伴っていないか慎重な観察が欠かせません。
これらの病態を客観的に捉える指標が、血液検査における各数値の変動です。以下の比較表に、確定診断の手がかりとなる基準値と異常値の現れ方をまとめました。