「左様でございます」は失礼?ビジネス敬語の落とし穴と自然な言い換え術
「左様でございます」は失礼?ビジネス敬語の落とし穴と自然な言い換え術の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。
「左様でございます」を形骸化させず、品格ある表現として相手に届けるための具体的な実践例を紹介します。
1. 相手の確認に対する的確な返答
クライアントから契約内容や仕様などの事実関係を問われた際、曖昧さを排して明確に肯定するケースです。
【例文】
顧客:「今回のアップデートによって、従来の外部ツールとの連携仕様も変更になるという認識で合っていますか?」
担当者:「左様でございます。事前にお伝えしておりました通り、来月15日の定期メンテナンス以降、新しいAPI規格へと移行いたします」
2. クッション言葉と組み合わせた受容の相づち
電話応対で相手の話を傾聴しつつ、過度な事務感を払拭したいケースです。相づちを打つ際は、語尾を伸ばさず落ち着いたトーンで発声します。
【例文】
顧客:「先週送ってもらった見積書ですが、納期の記載が見当たらなくて確認したかったのですが」
担当者:「左様でございましたか。こちらの記載漏れでご不安をおかけし、大変申し訳ございません。直ちに確認し、納期を追記した書面を再送いたします」
3. 「おっしゃる通りです」とのハイブリッドな使い分け
相手の指摘(意見)を受け止めつつ、自社の状況(事実)を説明する複合的な場面です。
【例文】
上司・取引先:「この進行スピードだと、来期のローンチに影響が出る懸念があるんじゃないかな」
担当者:「おっしゃる通りです。現状の開発リソースでは逼迫しており、左様でございますと申し上げるほかない進捗となっております。つきましては、追加要員の配置をご相談させてください」