大阪2児餓死事件の真相|なぜ母は置き去りにした?裁判記録が明かす悲劇の全貌
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事件の発端は2010年7月、エアコンもつけられていない締め切られたマンションの一室で、幼い兄妹の遺体が見つかったことだった。逮捕された母親の下村早苗は当時23歳。風俗店で働きながら幼い子ども2人を育てていたが、自室の扉に外から粘着テープを貼り、長期間にわたって子どもたちを放置したまま遊びや外泊を繰り返していたことが判明する。
メディアや世間は当初、彼女を怪物のごとく糾弾した。しかし、その後の取材や捜査で明かされた生い立ちは、彼女自身もまた幼少期から過酷な家庭環境に晒されていた現実を示している。高校時代の生活破綻、若年結婚と離婚、そして社会的に孤立した中でのワンオペ育児。追い詰めた末の現実に逃避する精神状態が、破滅的なネグレクトへと繋がった経緯が浮き彫りとなった。