仏像内に本物のミイラが?加漆肉身像に隠された衝撃の真相を徹底解説
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事の発端は、オランダ・アッセンにあるドレンツ博物館が企画したミイラ特別展でした。展示品の一つであった11世紀から12世紀頃(中国・宋代)の鍍金された仏像の保存状態と内部構造を調査するため、2014年、アメルスフォールトのメアンデル医療センター(Meander Medical Centre)において高精度のCTスキャンおよび内視鏡検査が実施されました。
検査チームを率いた消化器科医のエリック・ブラウイン医師や放射線科の専門家たちが見守る中、ディスプレイに現れた画像は立ち会った研究者全員の息を呑ませました。金色の外層のわずか数ミリ奥に、頸椎から骨盤、指の関節に至るまで、完全に生前の蓮華座(座禅の姿勢)を保った人間の骨格が克明に写し出されたのです。
さらに調査を進めた研究チームは、遺体の胸腔および腹腔内部を内視鏡で探査。そこで極めて特異な事実が判明しました。遺体の内臓はすべて綺麗に摘出されており、その空洞には腐敗を防ぐためか、あるいは呪術的な儀式のためか、古代中国の漢字がびっしりと書かれた小さな紙の巻物(経文の断片)が隙間なく詰められていたのです。
後の年代測定と歴史文献の照合により、この遺体は宋代に実在し、30代半ばから40歳前後で入滅した高僧「章公六全祖師(章公祖師)」であることが特定されました。美術品としての仏像ではなく、一人の宗教者が生きた肉体そのものを恒久のモニュメントへと変容させた実態が、最先端の医療科学によって白日の下に晒された瞬間でした。