マンション選びで失敗しないスラブの基礎知識と遮音性能の真実

マンション選びで失敗しないスラブの基礎知識と遮音性能の真実にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

現代のマンション設計で主流となっているのがボイドスラブ工法です。この工法は、スラブの内部に円筒状のボイド材(中空管)を埋め込むことで、コンクリートの自重を大幅に軽量化する技術です。

通常の在来スラブでは、部屋が広くなると床のたわみを防ぐために天井に「小梁(こばり)」を通す必要がありました。しかしボイドスラブ工法を採用すると、スラブ自体に厚みと剛性を持たせることができるため、小梁のないすっきりとした大空間やハイサッシの窓を実現できます。開放的なリビングを好む購入者にとって非常に魅力的な工法です。

ただし、ここにも注意すべき盲点があります。中空構造になっているため、同じ厚さであれば実質的なコンクリートの質量は在来スラブより減少します。そのため、在来スラブで200mm相当の遮音性能をボイドスラブで得ようとする場合、およそ250mm〜275mm以上のスラブ厚が必要となります。パンフレットに「スラブ厚250mm」と記載されていても、それが在来スラブなのかボイドスラブなのかによって性能の意味合いが大きく異なる点を把握しておく必要があります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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