紫陽花の冬剪定はNg?来年咲かせる正しい手入れと品種別の極意

紫陽花の冬剪定はNg?来年咲かせる正しい手入れと品種別の極意とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

「冬にアジサイを剪定すると翌年咲かない」という噂の真相は、植物生理学的に紛れもない事実です。ただし、これは日本で古くから親しまれているホンアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイといった「旧枝咲き(きゅうしざき)」のグループに限られます。

旧枝咲きのアジサイは、開花中の7月下旬から秋(9月〜10月頃)にかけて、枝の節や先端に翌年咲くための「花芽(かが)」をすでに形成しています。この花芽を宿したまま冬の休眠期に入るため、冬に枝を途中で切り詰めてしまうと、数ヶ月かけて準備された花芽を人間自ら切り落とすことになります。

花芽を失った枝からは、春になると勢いよく新しい葉や茎が伸びてきますが、その年に花をつけることはありません。結果として「青々とした葉ばかりが生い茂り、一輪も花が咲かない」という典型的な剪定失敗の事態に陥ってしまいます。これが、冬の剪定がタブー視される最大の理由です。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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