なぜ深夜の麻布で人が群がるのか?川上庵の鴨せいろと個室の真相
なぜ深夜の麻布で人が群がるのか?川上庵の鴨せいろと個室の真相について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。
一般的な蕎麦屋の暖簾が下りる20時を過ぎてから、麻布川上庵のもう一つの顔が始まります。麻布川上庵の深夜営業時間は、ランチから通しで翌朝4時30分(ラストオーダー3時30分)まで。この規格外の営業形態こそが、夜の街・港区で確固たる地位を築いた最大の要因です。
運営母体である株式会社フォンスの運営店舗(軽井沢発のベーカリー「沢村」や和食「酢重正之」などを展開)に共通するのは、単なる飲食店にとどまらない「洗練された心地よい時間の提供」にあります。ウッドとガラス、間接照明を多用した内装に上質なジャズが流れるフロアは、一見すると本格的なシガーバーやダイニングバーの装いです。
西麻布や六本木で会食や接待を終えたビジネス層、深夜まで制作に追われるクリエイター、あるいは近隣のタワーマンションに住まう富裕層が、上質な出汁の香りに引き寄せられるように姿を見せます。深夜帯であっても、手を抜かない本格的な手打ち蕎麦と、信州の上質な日本酒や自然派ワインを提供し続けるストイックな姿勢が、麻布十番屈指の蕎麦名店としてのブランドを盤石なものにしています。