脳を研ぎ澄ます滝行の真実!自律神経を整える驚異のデトックス術
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この過酷な修行の源流を辿ると、7世紀後半に山林跋扈のなかで超自然的な力を得たとされる呪術者、役小角(えんのおづぬ)の伝説へと行き着く。彼が開祖とされる修験道において、自然の猛威は神仏そのものであり、滝に打たれる行為は母の胎内へ戻り魂を新たに生まれ変わらせる「擬死再生」の秘儀であった。
平安期に入ると、真言密教などの密教思想と深く結びつき、不動明王の智慧の炎で煩悩を焼き尽くす求道手段として体系化された。文化庁が保護・継承を推進する日本遺産や有形無形の民俗文化財のなかにも、各地の霊山に刻まれた水行の足跡が数多く記録されている。千年以上もの風雪に耐え、途絶えることなく継承されてきた背景には、身体を極限に置くことでしか到達できない精神の領域が存在するからに他ならない。