F-15コックピット徹底解剖!J型アナログから最新Ex液晶への進化

F-15コックピット徹底解剖!J型アナログから最新Ex液晶への進化の最新情報を解説します。専門的な知識がチェックできます。

超音速で旋回し、パイロットの体に最大9Gもの強烈な負荷がかかる空戦時、計器盤のパネルに手を伸ばす余裕は1ミリ秒たりとも存在しません。そこでF-15が徹底採用しているのが「HOTAS(Hands On Throttle And Stick)」の操作思想です。

航空自衛隊F-15の操縦桿のグリップ部には、親指や人差し指で瞬時にアクセスできるトリガーや複数のハットスイッチ(多方向ボタンスイッチ)が林立しています。兵装選択スイッチ(機関砲、短距離空対空ミサイル、中距離空対空ミサイルの切り替え)、トリム調整、チャフ・フレアなどのカウンターメジャースイッチが指先一つで操作可能です。

一方、左手で握るスロットルレバー側にも、レーダーの捜索範囲やアンテナ仰角を動かすカーソルコントロール、エアブレーキの展開・格納スイッチ、無線送信(PTT)ボタンが埋め込まれています。つまり、パイロットは「操縦桿とスロットルから両手を一切離さずに」索敵、捕捉、ロックオン、ミサイル発射までの全シークエンスを完結させられるのです。この洗練されたインターフェースこそ、イーグルが長年「空中戦無敗」を誇ってきた隠れた立役者と言えます。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest