ネクタリンとは?桃やすももとの違いと皮ごと食べる魅力を徹底解剖
ネクタリンとは?桃やすももとの違いと皮ごと食べる魅力を徹底解剖について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。
ネクタリン(学名:Prunus persica var. nectarina)は、バラ科モモ属に分類される果樹で、植物学上は「桃の変種」に位置づけられます。日本の古典的な和名では「ズバイモモ」と呼ばれ、表面につややかな光沢があることから「ツバキモモ(椿桃)」「ヒカリモモ(光桃)」「ユトウ(油桃)」といった別名も持っています。
その歴史は古く、桃の発祥地である中国から、中央アジアのトルキスタン地方へと伝わった6〜7世紀頃に突然変異によって誕生したとされています。果実の表面に生える「うぶ毛」を形成する遺伝子が単一劣性遺伝によって欠落したことで、現在のような滑らかな表皮が生まれました。欧米へ渡ると、その芳醇な香りと甘酸っぱい味わいが「神々の飲む美酒(ネクタル:Nectar)」を連想させたことから、「ネクタリン」と命名されたという伝承が残されています。
日本国内における商業栽培は、1970年代以降に長野県や山梨県などの寒暖差が大きい果樹地帯で本格化しました。果肉は白桃よりも緻密で引き締まっており、一口かじると強い甘みとともに、シャープで心地よい酸味が口いっぱいに広がる点が最大の個性です。