花札の「あのよろし」は誤読?本当の意味「あかよろし」の由来を徹底解説
花札の「あのよろし」は誤読?本当の意味「あかよろし」の由来を徹底解説の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
花札の代表的な遊戯である「こいこい」や「花合わせ」において、高得点を狙う上で欠かせないのが文字入りの短冊を集める役「赤短(あかたん)」です。
赤短を成立させるために必要な3枚の札には、それぞれ以下の文字が刻まれています。
- 1月(松に赤短):「あかよろし」
- 2月(梅に赤短):「あかよろし」
- 3月(桜に赤短):「みよしの」
3月の桜の札だけ「あかよろし」ではなく「みよしの」と書かれている点にも、日本文化特有の情緒が息づいています。「みよしの」は漢字で「美吉野」と書き、古来より日本一の桜の名所として名高い奈良県の吉野山を指す美称です。
新春の松と梅には「あかよろし(実にめでたい)」と言葉を添え、満開の桜には「みよしの(吉野の美しい桜)」と名所を詠み込む。この3枚が揃うことで赤短という役が完成する構成は、日本の四季と雅な美意識が見事に凝縮されたルール設計となっています。