マグロが泳ぎ続ける驚きの理由とは?止まると死ぬ真相と睡眠の謎
マグロが泳ぎ続ける驚きの理由とは?止まると死ぬ真相と睡眠の謎とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
マグロの遊泳と呼吸の密接な関係を最も鮮明に物語っているのが、水族館の展示水槽における飼育の難しさです。マグロを群れで常設展示している葛西臨海水族園をはじめとする現場では、常に「壁への衝突」と「停止による酸欠」との戦いが繰り広げられてきました。
定置網や釣りで捕獲されたマグロは、パニックを起こして網や壁に突進するケースが後を絶ちません。障害物に激突して脳震盪(のうしんとう)を起こしたり、網に引っかかって尾ビレの動きを止められたりすると、水中で呼吸困難に陥り、数分もしないうちに痙攣(けいれん)して沈降してしまいます。水族館関係者の証言によると、輸送時にも専用の円形ドーナツ水槽を用い、水流を強制的に循環させてマグロの口へ絶えず海水を流し込まなければ、目的地へ到着する前に全滅してしまうといいます。
ネット上の掲示板やSNSでは「水族館のマグロは夜消灯したら底でじっとしているのか?」といった素朴な疑問が頻繁に投稿されますが、飼育員による夜間観察記録によれば、深夜2時であっても照明を落とした水槽内で規則正しい円を描いて泳ぎ続けています。スピードこそ昼間の時速10km前後から時速3〜5km程度へと落ちるものの、一度として隊列の動きが止まることはありません。