『海よ祈りの海よ』に秘められた祝島の魂!誕生秘話と歌い継がれる理由
『海よ祈りの海よ』に秘められた祝島の魂!誕生秘話と歌い継がれる理由を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。
名曲『海よ祈りの海よ』の生みの親は、人々の暮らしや平和の尊さを歌い続けるシンガーソングライターのきたがわてつ氏です。この歌が産声を上げた原点は、山口県熊毛郡上関町に属する周囲約12キロの小さな離島、祝島(いわいしま)にあります。
祝島は、万葉の昔から瀬戸内海の要衝として栄え、千年以上ものあいだ豊かな自然と海の恵みとともに独自の暮らしを営んできた島です。しかし、対岸の田ノ浦に持ち上がった上関原発計画により、島は長年にわたり生活の根底を揺るがす大きな問題に直面することになりました。
現地を訪れたきたがわてつ氏は、海とともに生き、何があってもこの美しく豊かな海を子どもたちへ残そうとする島民たちの凛とした姿と、どこまでも澄んだ瀬戸内海の情景に深い衝撃を受けます。海への畏敬の念と、島のおばあちゃんやおじいちゃんたちが発した「この海を汚すわけにはいかん」という血の通った言葉――そのすべてが結晶となり、ひとつの旋律となって紡ぎ出されたのが『海よ祈りの海よ』でした。