地球を冷やした1815年の悪夢!タンボラ山大噴火の真相と現在の姿
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インドネシア・スンバワ島北部に位置するタンボラ山で起きた大噴火は、火山の爆発規模を表す国際指標である火山爆発指数において、有史以来最高ランクとなるVEI-7に分類されています。1883年のクラカタウ島噴火の数倍、1980年のセント・ヘレンズ山噴火の数十倍に匹敵するエネルギーを放出したと推計されています。
この大惨事をもたらした噴火メカニズムは、数百年にわたり地下のマグマ溜まりに高圧のガスが充填され続けたことに起因します。1815年4月5日に前兆となる大爆発が起き、一度は小康状態を見せたものの、4月10日夜に破滅的な本噴火が始まりました。巨大な火柱が高度40キロメートル以上の成層圏にまで立ち上り、大量の軽石や火山灰が高温の火砕流となって山肌を猛スピードで駆け下りました。
噴出物の総量は約150立方キロメートルに達し、莫大なマグマが一気に地表へ吐き出された結果、山体中央部が自重を支えきれずに大陥没を起こしました。もともと富士山を遥かに超える標高約4,300mの成層火山だった山頂部は失われ、巨大な窪地であるカルデラが形成されたのです。