ゴールドマンサックス年収の実態|なぜ新卒でも数千万円を稼げるのか
ゴールドマンサックス年収の実態|なぜ新卒でも数千万円を稼げるのかの注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。
「ゴールドマンの報酬はボーナスで決まる」と言われますが、その中身は日本の一般的な賞与制度とは根本的に性質が異なります。
日系企業のように「基本給の○カ月分」といった事前確定的な要素は存在しません。同社が採用しているのは、全社のプール原資、所属部門の収益性、そして「360度評価」に基づく個人の相対評価を掛け合わせた完全なプール分配方式です。
ゴールドマンサックスのボーナス真相において特筆すべきは、その容赦のないボラティリティです。好況期にメガディールを成立させたバンカーにはベース給の数倍に達する数千万円〜数億円のキャッシュおよび自社株(RSU)が支給されます。その一方で、パフォーマンスが振るわなかった社員や、担当セクターの市況が崩壊した年のボーナスは無慈悲にも「ゼロ(ゼロ・ボーナス)」となり、それは実質的な退職勧告(Tap on the shoulder)を意味します。
さらに、VP以上の高額報酬層になると、ボーナスの大部分に3〜5年の権利確定期間(ベスティング)が設定されます。すぐに現金化できない株式報酬の比率を高めることで、短期的な無謀なリスクテイクを抑止し、人材の他社流出を防ぐ「ゴールデン・ハンドカフ(黄金の手錠)」として機能しているのです。