その不調の正体は?うつ病の種類と新型・双極性を見分ける決定打

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メンタルヘルスの不調を正しく理解する第一歩は、自分がどの病態に近いのかを大まかに把握することです。臨床現場において最も基準となる大うつ病性障害の特徴は、一日中持続する強い抑うつ気分、興味や喜びの著しい喪失、不眠、食欲低下、強い自責の念などが2週間以上ほぼ毎日続く点にあります。何に対しても意欲が湧かず、以前は楽しめていた趣味にも全く心が動かなくなります。

一方で、近年相談が増加している非定型うつ病(新型うつ病)では、気分の反応性が保たれている点が最大の違いです。嫌な仕事やストレス環境では強い抑うつ状態に陥るものの、自分の好きな趣味や友人と過ごす時間には気分が明るくなる傾向が見られます。過眠や過食、鉛のように手足が重くなる「鉛様麻痺」を伴うケースも目立ちます。

さらに見逃せないのが、うつ状態の裏に躁(そう)状態が隠れている「双極性障害」です。双極性障害とうつ病の違いは、気分の波が「落ち込み」だけでなく「異常な高揚感・活動性の亢進」を行き来するかどうかにあります。双極性障害に対して一般的な抗うつ薬のみを投与すると、躁転(急激に躁状態へ移行すること)や病状の不安定化を招く危険があるため、問診時の鑑別が極めて重視されます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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